萬☆画久子

あらすじなしの感想文

母さんが抱いた生首‥川島のりかず

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その日、

彼女はいつもとは違う帰り道を歩いた


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それが彼女の運命を大きく変えた

 

 

これはとても悲しいお話ですね。

 

結構、緻密なストーリー構成なのに

なんか随所に雑というか

納得ができない部分がちりばめられていて

もやもや感も凄まじい(笑)

 


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最初の目撃シーンも

なかなかすごいww

 

その後も小学生(ランドセル背負ってるから小学生だよね!?)には

ヘビーすぎるシーンが盛りだくさんで

 

彼女の場合、せめて《逆》だったらよかったのに…とも思ってしまう。

 

どのみち体が動かなくても

聞ける見れるけど喋れない。ではなく。

聞けない見えないけど喋れる。方が…。

 

まだ救われたかもしれない…。

 

 

あの時、死ねばよかったんだわ…

神様ってホントは居ないのね

今まで信じてたのに…


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あんな奴が

のうのうと生きてるなんて…

 

本当にすごい漫画(笑)

 

 

体が動かない、喋れない日々で

犯人を憎むパワーも失っていき…


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過去に逃げ込む

 

TTTTTTTTTTTT

 

川島のりかずってなんで

こんなに細かい心理描写が上手いんだろう。

 

そういう部分では

昭和のいわゆるおとめちっく漫画以上の繊細さがあるよね。


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彼女の心の奥では

死を望んでいるんですよ

 

彼女にはもう何も望むことがないんです

生きる張り合いがないんです
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生きる望みを見つけてやることです

 

→他人事だからって簡単に言うのが、医者ってもんね(笑)

 

体が動かない、喋れない。

そんな中でどうやって《生きる望み》に出会えると??

 

その後で父親も死んでしまうし。

 

 

そんな中で

一人の男性が現れるんだけど
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《人生は不条理よ》

 

すごいシーン&セリフ(笑)

 

その男が

自分のお母さんと契りを交わすなんて…泣
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「チッ オバン

もったいぶるんじゃねぇ」

 

ひでぇ漫画www

 

もっとひでぇのが

そんな自分の母親と見ず知らずの男とのラブシーンを…

主人公が目撃してしまう所だねw
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「死後の世界って…あるのかしら…」

 

なんなのwwこの漫画www

 

母が、女として生きる喜びが芽生える中、

反比例して娘は生きる気力を失くしていくという

他の漫画にはない酷すぎる対比!

 

 

しかも、その男は

主人公をこんな体にしたあの殺人犯だと知って…
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あいつがこの家にいるかぎり

わたしは死ねないわ

 

まさかのここにきて

《生きる望み》のご登場!!

 

犯人が家に現れたことによって

主人公のアヤは生きる力が湧いてきたのです!

 

しかし、皮肉にも

犯人は自分のお母さんが愛してる男…

 

アヤは母親に

その男が殺人犯であり自分をこんな体にしたことを

必死で伝えるんだけどね…。。

 

 

母親は迷った…

女で生きるべきか

それとも

母親として

一生、アヤの面倒をみるか…
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おぉ…キ⚪︎ガイの顔だ…(笑)

 

結局、母は「女として」生きる選択をしてしまい…

 

アヤは…
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殺されかける!

 

 

すったもんだあって
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母さんが抱いた生首!

タイトル通りの展開にwwww

 

しかし、あんなに色々あったのに

「男は母親にすべてをしゃべった」という文字だけで端折る

雑さ加減に圧巻!

 


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「そうだったの」ってww

 


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母親よりアヤの方が

気が触れてもおかしくないと思うんだが…。。

 

とにかく、スピード感もあってか

グイグイと引き込まれるすごい漫画なので

死ぬまでに1回は読んだ方がよいかとは思います。